「夢幻花/東野圭吾」あらすじ・感想

夢幻花 小説のあらすじ・感想

あらすじ

秋山梨乃は、祖父である秋山周治の代わりに花の生育記録ブログを運営していたが、ある日遺体となった祖父を発見する。

優しく、正義感があり、花を愛した老人は、なぜ殺されなければならなかったのか。

梨乃は、周治が生前ブログ掲載を拒んでいた謎めいた黄色い鉢植えが無くなっていることに気づき、その花をブログにアップすることにした。

すると事態は大きく動いていく。

殺された祖父が育てていた花に隠された秘密とは。

初恋、家族、将来の夢…

様々な人間ドラマが絡むミステリー。

感想

ショッキングな殺人事件と淡い初恋の物語という二つのドラマチックなプロローグが、次第に本文と繋がっていくのが、とてもワクワクします。

誰が悪者か疑いながら読み進めていくのが楽しい!

そして謎解きだけでなく、黄色い花を追う人々それぞれの人間ドラマがとても魅力的な作品です。

ほんの少しの悲しさを残しつつ、それぞれの使命を受け入れて前向きに進んでいくラストも素敵です。

ころり的好き度

★★★★☆

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