「PK/伊坂幸太郎」あらすじ・感想

PKK 小説のあらすじ・感想

あらすじ

ワールドカップ出場がかかった試合で、日本のエースはPKを手にし、見事にゴールを決めた。

その日調子が悪そうに見えたエースは、PKの直前に大きな笑顔を見せ、その笑顔の背景について日本中で様々な憶測が飛び交った。

1つの出来事は、様々な小さい出来事の連鎖によって起きている。

表題「PK」の世界は、何がきっかけで、何に向かうのか。

パラレルワールドや超能力が織りなす臆病と勇気の連鎖は、ある目的に向かってつながっていく。

感想

一体どこに着地するんだろう、という不思議な世界観を読み進めていくと、これは着地に成功したのか?という終わり方で、一度読むだけでは完全には理解しきれませんでした。

それもそうで、「PK」「超人」「密使」の3つのストーリーが絡み合って、大きな物語を作っているんです。

一発でしっかり楽しめる方もいらっしゃるのでしょうが、私の場合は解説を読み再読することで、とても楽しめました。

伊坂作品ならではのユーモラスなワードセンスはそのままに、エンタメ性よりも物語の世界観を大切にしているように感じる作品でした。

ころり的好き度

★★★★☆

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