「成瀬は天下を取りにいく/宮島未奈」あらすじ・感想

成瀬は天下を取りにいく 小説のあらすじ・感想

あらすじ

ーこの夏を西武に捧げようと思うー

幼馴染が、閉店を控えた西武大津店に夏休み中毎日通い、ローカル番組の中継に移ると言い出した。

昔から成績優秀、運動神経も優れ、天才シャボン玉少女として有名になったり、短歌コンクールで優勝したり等、様々なことにチャレンジし続ける、わが道を行く成瀬あかり。

島崎みゆきは成瀬あかり史をそばで見守るのが己の務めと思いつつ、時には自分から巻き込まれていく。

成瀬あかりとそれを取り巻く人々や地域の青春小説。

感想

とにかく成瀬のキャラが強くて魅力的です。

強すぎて疎まれることのある成瀬ですが、島崎との距離感が絶妙で、素敵な関係性でした。

成瀬の最初の印象は、何を考えているのかわからない、とっつきにくい子だなというものでしたが、読み進めるうちにどんどん可愛らしく思えてきて、特に最後の章では人間味が感じられて良かったです。

温かみがあって、難しいことを考えずにスルスルと呼べる作品でした。

ころり的好き度

★★★☆☆

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