「逃亡作法/東山彰良」あらすじ・感想

逃亡作法 小説のあらすじ・感想

あらすじ

特定の条件で眼球が飛び出す<アイポッパー>というマイクロチップを犯罪者に埋め込むことで、死刑は廃止され、囚人収容施設での自由は拡大した。

ある日、連続少女暴行殺人犯・川原昇に殺された少女たちの遺族グループによって、施設が襲撃される。

その混乱に乗じて施設を抜け出したツバメ達は、ツバメに懐いてきた川原と、不本意ながらも行動を共にすることになった。

ツバメを敵対視する朴や、復讐を果たしたい遺族グループらによって、川原の奪い合いが始まる中、ツバメは自由を求めて駆け回る。

感想

プラックユーモアのある文章が個性的で、そこが面白くもあり、少し読みにくくもありました。

このミステリーがすごい!大賞とのことで手に取りましたが、ミステリー性はあまり感じられません。

ですが、暴力やヤクザ、薬物など、アウトローなモノがたくさん登場して物騒ではあるものの、主人公のツバメの心理描写や仲間たちとの会話は時にコミカルで、なかなか他では味わえない雰囲気は、すごい!と思いました。

ころり的好き度

★★☆☆☆

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