「弁護士探偵物語 天使の分け前/法坂一広」あらすじ・感想

弁護士探偵物語 小説のあらすじ・感想

あらすじ

母子が自宅で絞殺され、内尾という男が現場に残っていた事件。

内尾は被告人として裁判にかけられ、事件当時の記憶がないと言っていたはずが殺人を認めた。

しかし弁護人である私は内尾がどうしても犯人とは思えなかった。

ある日別の依頼である素行調査の仕事から戻ると、事務所に男が倒れているのを発見する。

その男は、先の事件で殺された女性の夫であった。

母子殺害の真相を探るうちに、事件とは関係ないはずの素行調査の違和感に気づく。

感想

登場人物に変なあだ名をつけて、嫌みや減らず口をたたく主人公に、すぐ心をつかまれました。

けして正義感のあるわけではない主人公の語り口が、とてもユニークでユーモラスです。

けれど終始その調子が続くので、最終的にはしつこいと思いました。

ショッキングな事件現場とか、関係ないと思われた二つの事案がつながっていく展開などは好きです。

先が気になるストーリーなので、この主人公がハマる方は楽しめる作品だと思います。

ころり的好き度

★★★☆☆

コメント

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