あらすじ
リゾート開発のため森に入った複数の作業員が行方不明になった北海道のある地域。
そこはアイヌの人々が恐れる禁域だった。
ー黄泉の森には決して入ってはいけないよ。ヨモツイクサに食べられちゃうからねー
ヒグマ被害を防ぐための作り話だろうと言い聞かせながら捜査のために森に入る刑事の小此木と、家族の失踪事件の手がかりを得たい茜、ヒグマ狩りに異常な執念を持つ鍛治は、禁域で作業員の変死体を目にする。
この森には、何かがいる…。
感想
「戦慄のバイオ・ホラー」と謳われる通り、グロテスクなシーンがたくさんあって辛いのですが、生物学的な角度から「何か」に迫ったり、アクションシーンがかっこよかったり、ミステリ要素たっぷりだったりと、怖い・気持ち悪いだけではないストーリーに引き込まれました。
終盤の親友からの電話では本当にゾワッと鳥肌が立って、そこから怒涛の伏線回収、そして嫌な気持ちにさせてくれるラスト…
とても怖かったけど、読んでよかった!と思いました。
ころり的好き度
★★★★☆
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