あらすじ
ある日起こった銀行強盗立てこもり事件。
その指揮官として指名されたのが、郷間彩香だった。
普段は捜査二課で汚職や詐欺などの捜査をしている彩香が、なぜ一課の担当である特殊犯罪にかかわることになったのか。
戸惑いながらも奮闘していると、銀行強盗と思われたその事件の裏に、ある大きな動きが隠されていることに気づく。
感想
彩香の視点で進んでいく場面が多いのですが、個人的にはコメディタッチで書かれる惚れっぽい独身アラサーの彩香のキャラクターが好きになれませんでした。
銀行というスポットから広がっていくスケール感や、プロローグとクライマックスが繋がる気持ちよさ、正義感に満ちた人物達のかっこよさなど、好きだ!と思えるところはたくさんあったので、彩香に好感が持てれば楽しめたんだと思います。
とはいえその彩香のキャラクターも物語の終わりで印象がガラリと変わるので、かわいいなと思うこともできました。
都市伝説とか影のヒーローとかって、どうしてか惹かれてしまいますよね。
読み進むにつれてワクワクが大きくなっていくお話でした。
ころり的好き度
★★★★☆
コメント