「硝子の塔の殺人/知念実希人」あらすじ・感想

硝子の塔の殺人 小説のあらすじ・感想

あらすじ

遺伝子治療の画期的な製品「トライデント」を発明し、莫大な富と名声を手にした神津島太郎は、トライデントを模した硝子の館を建て、静かに暮らしていた。

重度のミステリマニアでもある神津島はある日、「重大な発表」をするとして、刑事、名探偵、霊能力者など一癖ある人々を硝子の館に招待する。

神津島の専属医師でありながら神津島に恨みを持つ一条遊馬は、このイベントを好機とし、殺害を決意、無事神津島を毒殺することができた。

しかしその後、遊馬の知らぬところで、別の殺人が起こったのだった。

感想

ミステリ好きの、ミステリ好きによる、ミステリ好きのための小説!

もちろんミステリ慣れしていない方でも楽しめると思いますし、ミステリに詳しい方はより一層楽しめるでしょう。

作者や登場人物とミステリ談義をしている気持ちになれます。

そんな楽しい作品なのに、事件現場は恐ろしく、真相も驚愕、でも読後は爽やか。

しっかり、たっぷり楽しめました。

名探偵の碧月夜のキャラクターが強烈で、芝居じみた言動が初めはチープな印象を受けましたが、翻訳された古典ミステリのような雰囲気にも思えて、それもまたミステリへのリスペクトを感じました。

作中でたくさんの有名なミステリ作品が登場しますが、知らないもの、未読のものが多かったので、いつかすべて読んでみたいです。

ころり的好き度

★★★★★

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