2026年7月27日第一版発行の野宮有著「殺し屋の出世術」のあらすじ・感想をネタバレなしで紹介します。
(読了日2026年9月28日)
あらすじ
あらゆる企業で圧倒的トップの営業成績を実現してきた営業マン鳥井一樹が、殺人請負会社「極東コンサルティング」に入社して半年が経った。
個性的な殺し屋たちを束ね、実質的なリーダーとなり導入した定例会議の途中、突然謎の男が現れ、鳥井は組長の元へ連行された。
そこで告げられたのは、一か月後の幹部会で鳥井と謎の男・鷹見のどちらかを、極東コンサルティングの次期社長に指名するというもの。
プレイヤーであり続けるために出世は望まない鳥井だが、敗者に待つのは死。
鳥井は営業スキルを武器に、生死を賭けた出来レースに挑む。
「殺し屋の営業術」待望の続編。
感想
物語が始まって早々、鳥井の営業トークが炸裂し、営業マンと反社会的な人間たちとのヒリつくやり取りが繰り広げられます。
そして次に待ち受けているのは、さらに上をいく恐ろしさの組長・巣ヶ谷と鷹見。
鳥居の営業スキルの高さや恐ろしさは前作で十分思い知りましたが、とにかく残虐で非道な巣ヶ谷と、野心と悪意に溢れた頭の切れる鷹見は、さすがの鳥井もその営業スマイルを失うほどです。
勢いのある導入ですが、その後もフルスロットルなストーリー展開で、読者を飽きさせません。
暴力と理不尽を凌駕する営業理論と人間ドラマは、最高のエンターテインメントです。
そして前作同様、結局鳥井が一番怖いなと思わせてくれ、このダークヒーローをますます好きになりました。
ころり的好き度
★★★★☆


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