「殺し屋の営業術/野宮有」あらすじ・感想

殺し屋の営業術 小説のあらすじ・感想

あらすじ

鳥居一樹は、防犯関連商材を扱う営業会社で、毎月のように最高売上記録を更新し続けている凄腕営業マン。

ある日、アポイント先で鳥居を迎えたのは、殺し屋だった。

運悪く現場に居合わせてしまい、口封じとして殺されそうになる。

窮地に陥った鳥居だが、営業マンとして培ってきたスキルを総動員し、自分を殺してはいけない理由を述べ始める。

そう、これは商談なのだ。

ノルマはこの場からの生還。ターゲットは殺人犯。

「私を雇いませんか?この命に代えて、あなたを救って差し上げます」

営業会社を転々とし、どこに行ってもトップ営業に上り詰めてきた鳥居は、殺し屋の営業として、第二の人生をスタートさせる。

感想

心理戦あり、肉弾戦あり、非合法なやり方もありで、培ってきた営業スキルと殺し屋ならではのやり方を駆使して短期間で大金を稼ぐという、かっこいいような怖いような非日常に、とてもわくわくしました。

最初から最後まで勢いが衰えることなく楽しめます。

鳥居は狂人なのか普通の人なのか、鳥居自身も読者も判断しかねるような状態からの、ラストへの流れがよかったです。

主人公は中年の営業マシーン、ちょっとグロテスクだったり健全ではないシーンもあり、ライバルは爆美女や桁違いの能力を持つ殺し屋。大人が楽しむエンタメ作品として、この小説はもちろん、漫画家、映像化しても面白うそうだと思いました。

ころり的好き度

★★★★☆

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