あらすじ
太っていて不美人な女が複数の男性と付き合い、その男性たちが次々と死を遂げた事件。
週刊誌記者である町田里佳は、料理好きの親友・怜子のアドバイスにより、事件の容疑者である梶井真菜子に面会を取り付けることができた。
梶井の話を聞き、梶井の勧める物を食べる生活を続けるうち、里佳は内面も外見も変化していく。
その影響は、里佳の周囲にも及んでいった。
感想
木嶋佳苗の事件をモデルにした小説だそうです。
バターを使った数々の魅惑の料理が登場。
たくみな表現により里佳に感情移入し、梶井に翻弄され、食欲をそそられてしまい、あぁバターが食べたい、太りたいと思わせられました。
梶井のカリスマ性と作者の筆力が怖いです。
そんな梶井の周りで起こった事件、きっと驚愕の真相に違いない…と思って読み進めましたが、途中から里佳と怜子の友情物語が中心のようになり、個人的には残念。
ミステリのつもりで読んでいたので、怜子の行き過ぎた行動や、その後の同僚達との共同生活という展開には違和感がありました。
ルッキズム、フェミニズム、セックスレス、友情等々…たくさんのテーマを盛り込んでいると捉えることもできるのですが、最終的に何を伝えたいのかよくわかりませんでした。
前半は最高、後半は好みではなかったです。
ころり的好き度
★★★★☆



コメント